チーム医療

多職種からなるチーム医療

リハビリテーションとは多職種協働で、患者さまの社会復帰をお手伝いする医療です。
当院では、リハビリテーションの精神に則り、入院初日から、多職種による診療計画やリハビリテーション計画の立案を行い、計画に基づき各専門職が目標達成の支援を行います。
医師、看護師、介護士、リハビリテーション専門職による病気や障がいに対する有効なリハビリテーションの検討や、生活能力が少しでも向上しやすい動作環境の設定や工夫、管理栄養士による栄養状態に合わせた食事の工夫や、リハビリテーションに必要な栄養管理、また薬剤師による症状改善に必要な薬剤管理等を行います。その上で各専門職が専門的な視点からのご支援で患者さまの回復、改善、社会復帰のお手伝いをしています。
必要に応じて、入院中に受療いただくリハビリテーションの効果を、筋肉の変化としてお示しできるようMRIによる筋肉撮影を行い、入院時からの変化を視覚的にご覧いただけるようにレントゲン技師などもチーム医療に参画しています。

チームカンファレンス

当院では、患者さまの症状やお体の状態を把握したうえで、多職種参加によるカンファレンスを行い、診療計画やリハビリテーション計画の立案を行い、改善目標を明確に定めています。
回復・改善に有効な薬の選択やリハビリテーションの検討、また元気になるための栄養管理と食事の工夫などを検討し、毎月の目標とその達成に向けた具体的なプログラムを立案しています。
また、計画は毎月の多職種カンファレンスで見直しを実施し、患者さまの『今』に必要な医療、看護、介護を提供できるよう努めています。

365日1日最大3時間のリハビリ

当院リハビリテーション技術部では、患者さまの少しでも早い回復と社会復帰をお手伝いできるよう、365日体制でリハビリテーションを提供しています。そのために理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が多数在籍し、患者さまの『良くなりたい』という気持ちに応えられるように、また退院後の生活に“希望”が持てるように、おひとりお一人に合わせたリハビリテーションを1日2~3時間提供できる体制を整えています。
私達が患者さまのやる気を支え、患者さまの回復と改善をともに喜び、感動できる未来に向かってお手伝いします。

一日の流れ

日常生活向上のリハビリ

患者さまそしてご家族さまが再び家庭内の役割を分担し、ともに『ありがとう』と言い合う生活ができることを目指し、
具体的な生活行為の獲得に向けたリハビリテーションを行います。
そのために入院時から、退院後に必要な家庭内の役割や希望を聴取し、
その役割を遂行する為に必要な心身機能、動作能力、生活力などが退院時にはどの程度改善するのかを予測した上で、
自宅での具体的な生活行為の改善に向けたリハビリテーションを行います。
生活力獲得のためには身体機能の改善が不可欠です。身体機能の改善に必要であれば医師の指示のもと、
最新のリハビリテーション機器なども併用して実施します。

  • 免荷式歩行練習

  • 布団の上げ下ろし
    の練習

  • 起居動作訓練

  • 歩行動作の練習

  • 電気刺激による
    リハビリ

  • 関節可動域訓練

  • 歩行練習

リハビリ機器

  • HONDA 歩行アシスト

    歩行アシストは、患者さまの腰部から大腿部に装着し、股関節のモーターから生じる力により歩行を補助する装着型装置です。股関節部の角度センサーが患者さま自身の歩き方を感知し、「振り出し力」や「蹴り上げ力」を補助します。

  • IVES(アイビス)

    脳からの運動指令によって生じる筋肉の活動を電気信号として読み取り、麻痺や筋力低下のある手足に電気刺激を与えます。 患者さま自身の随意運動を電気の力で介助する電気刺激療法です。

  • MR HITACHI

    開口部が広いため不安感や圧迫感なく検査できます。トンネル型MRIでは検査が難しい患者さまもMRIの検査が可能となっています。

専門家によるリハビリ

  • 理学療法

    病気やケガにより生じた体の障害や運動能力のリハビリを行います。「寝返りをうつ」「起き上がる」「立ち上がる」「歩く」といった基本動作のリハビリや歩行訓練などをします。専用のリハビリ機械や用具を使うこともあります。

  • 作業療法

    身体的、精神的に障害のある人が自分で生活ができるようになるようリハビリをします。「着替えをする」「お風呂に入る」「料理を作る」「仕事や作業をする」といった日常動作の作業活動を通じて、体の機能回復や維持をします。

  • 言語聴覚療法

    「聞く」「話す」「物を飲み込む」といった、言葉や聴力、嚥下(飲み込み)に関わる障害がある方へ訓練を行い改善へと導きます。専門的なプログラムを通じて、退院後に対人コミュニケーションがとれるよう訓練しています。